光回線

光回線の営業がうざい!電話勧誘にわざと引っかかって、プロが手口を解説してみた

ネット回線案内所は悪徳な電話勧誘(テレアポ)による営業を許しません

この記事の内容

●悪徳な電話勧誘事業者の営業の典型的な手口をご紹介

実際にかかってきた悪徳電話勧誘を題材に、業者の狙いや対策を徹底解説!

無くならない悪徳な光回線の電話勧誘

私たちの生活には決して欠かせない光回線。
2003年にNTTが提供を開始して以来、瞬く間に私たち一般家庭の下に浸透し、私たちの生活に欠かせないインフラサービスにまでなりました。

そんな、非常に良いサービスである反面、一部では非常に悪質な販売が行われています。

そしてその筆頭格が電話勧誘(通称テレアポ)です。
サービス開始以来、悪質な電話勧誘は行われており、今も続いています。

2015年2月には、株式会社Hi-Bitが、利用者が申し込んだ認識がないのに契約先が変更される等の不適切勧誘により、行政指導行政指導を受けています。(なお、改善が見られず、同年12月にも同じ内容の行政指導)

また、2020年には、株式会社テレ・マーカーが、自らをNTTであるかのように名乗る等の行為により、行政指導を受けています。

これらは一部に過ぎず、光回線サービスの提供開始以降、悪徳電話勧誘は根絶することなく続いています。

今後も、悪質な電話勧誘が根絶することはないでしょう。

だからこそ、引っかからずに済むためにはどうすればいいのか、私たち消費者側が対策するしかありません。

そして、悪徳電話勧誘事業者の手口はかなり類似しており、これまでの歴代行政指導や処分の内容も、かなりの類似点があります。

それらの事業者の典型的な手口を紹介するとともに、実際に私の元にかかってきた悪徳電話勧誘を題材に、業者の狙いや手口を徹底解説していきます。

この記事が、今後も皆さんの元にもかかり続ける悪質な電話勧誘に対するワクチンのような存在になれれば何より嬉しいです。

【光回線】しつこいテレアポ・電話勧誘による営業の手口

しつこいテレアポ・電話勧誘の営業手口

●社名を名乗らず、「光回線サポートセンター」という曖昧な名称を名乗り、現状使っている光回線の事業者からの電話であるように見せかける

●「NTT」または「NTTサポートセンター」と名乗り、NTTを偽ったり、NTTの関連組織であるように見せかける

●住んでいる地域で強制的に切り替わる、〇〇のサービスが終了するから切り替える必要があるといった、虚偽のトークを用いる

●嘘の料金を伝える、説明が義務付けられている重要事項を言わない

●1人目のオペレーターが違法トークを用い、2人目のオペレーターはまともな営業をしたという嘘の証拠を残すために違法性のない通常のトークを用いる

これらは、悪徳テレアポ・電話勧誘事業者のトークの典型です。
そして、すべて特定商取引法等で禁じられている違法行為です。

消費者からわざと誤認を起こさせるような営業トークを用いて、不意打ち的に不要な契約を結ばせます。

しつこい・うざい電話勧誘が根絶しない理由

これら、記載した手口は、すべて特定商取引法の16条に違反する違法行為です。

違反すると、6ヶ月以下の懲役または、100万円以下の罰金が課される刑事罰が課されます。

1人目がブラックトーク、2人目がホワイトトークがポイント

悪質テレアポの典型トークはこうです。

<strong><span data-color="#ffc107" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(255, 193, 7, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">オペレーター1人目(違法トーク多用)</span></strong>
オペレーター1人目(違法トーク多用)

・光サポートセンターです!(嘘・違法)

・今は6,000円であなたはネットを使ってますが、それが4,000円になります!(本当は今も4,000円で使ってるから料金変わらない)

・絶対に買えないといけないことはないですが、皆さん買えてるので買えた方が良くて、この後の電話連絡の協力をお願いします!ちなみにサービス名は〇〇光って言います!

<strong><span data-color="#ffc107" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(255, 193, 7, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">オペレーター2人目(違法トークなし)</span></strong>
オペレーター2人目(違法トークなし)

お忙しいところ恐れ入ります。
私、株式会社XXXの水野と申します。
この度、〇〇光をお申し込みいただいた形でお間違い無いでしょうか。
ありがとうございます。
ただいまより、〇〇光の注意点をお伝えさせていただきます。
(以降注意点が話され、名前や住所等を確認される)

上記は何を表しているのかというと、1人目のオペレーターは、滅茶苦茶な営業トークを用います。嘘、違法、すべて関係なしです。

そして悪質な光回線の営業では、必ずその後に別のオペレーターから電話がかかってきます。

そして、そのオペレーターからは注意事項の説明がなされるだけで、違法トークはありません。
1人目のオペレーターが、申し込み意思を固めているので、私たち消費者は、「はい」とすべて肯定して話を聞くことになります。

そしてポイントは、この2人目とのオペレーターとのやりとりのみ録音をされているということです。

この手口はかなり悪質で、例えば、私たちがクレームを言って、携帯キャリアや総務省からその悪質業者に確認を入れたところで、悪質業者は2人目とのオペレーターとの録音のみしか提出しないので、携帯キャリアも総務省も、「お客さん側が嘘ついているんだな」で終わってしまうわけです。

つまり、1人目のオペレーターとのやりとりはなかったことにされる形です。

これが、悪質電話勧誘業者が摘発されずらい現状の仕組みです。
摘発のためには、消費者側が1人目のオペレーターとのやりとりを録音している等を行い、1人目のオペレーターの違法トークを証明する必要があります。

【光回線】実際の営業トークを元に、しつこい・うざい悪質電話勧誘の営業手口を徹底解説!

今回の記事を書こうと思ったきっかけにもつながるのですが、ちょうど自分のところにも電話勧誘がかかってきたのです!

元々悪質な電話勧誘業者には問題意識を持っていたため、これをいい機会だと思い、引っかかったふりをして、相手の手口を聞き出そうと思いました。
結果、うまくすべて手口を明らかにすることができました。

以下、悪徳電話勧誘会社の実際の営業トークを明らかにするとともに、「業者が何を意図しているのか」と「その違法性」を中心に解説していきます。

電話勧誘の手口は非常に各業者とも類似性が高いので、これを見てもらうことで免疫がつき、引っかかるリスクはかなり減ることでしょう。

遂に、私の元に電話がかかってくる

<strong><span data-color="#ffc107" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(255, 193, 7, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">オペレーター1人目(違法トーク多用)</span></strong>
オペレーター1人目(違法トーク多用)

私、光サポートセンターの伊藤と申します。いつもインターネットをご利用いただきありがとうございます。

この度、お使いのインターネットが安くご提供できるようになったのですが、

今のインターネットは、6,000円のプランと7,000円のプランのどちらをお使いでしょうか。

初めて自ら受ける光回線のテレアポ。
黄色のマーカーを引いた部分が、違法性のある悪質営業トーク。
つまり全てです(笑)

どの部分が違法で、悪徳電話勧誘業者が何を狙っているのかを解説していきます。

悪徳光回線のテレアポ・電話勧誘業者の違法営業トークを徹底解説①

しつこい電話勧誘業者の営業トークは非常に作り込まれています。
故意に勘違いを引き起こしたり、騙したりすることを目的として作られているため、何も知らないと簡単に引っかかってしまいます。

営業トークのどの部分が問題で、私たちは何に気をつければいいのか、実際に解説していきます。

私、光サポートセンターの伊藤と申します。いつもインターネットをご利用いただきありがとうございます。

前半部分の「私、光サポートセンターの伊藤と申します。」は一見普通の挨拶のようですが、この一文にも私たちを錯誤させるための悪意と、違法性に満ちています。

本来、電話営業の際は、「株式会社光回線商事の藤澤と申します」というように、具体的な社名を名乗ることが、特商法16条により定められています。


それを意図的に行わず、「光サポートセンター」というファジーな名称を持ちいることで、「自分が今契約している光回線の業者からの電話かな」というように錯誤させることを狙った、非常に悪徳な行為です。

また、後半部分の「いつもインターネットをご利用いただきありがとうございます。」の
部分も同様に、悪意と違法性に満ちた文章です。

この一文では、前半部分と同様に、「自分が今契約している光回線の業者からの電話かな」という錯誤を起こさせることを狙っています。

営業電話では、勧誘目的であることを冒頭で明示することが同じく特商法16条に定められており、同様に違法行為です。

ちなみにですが、営業会社であれば、正式な社名を名乗り、勧誘目的であることを冒頭で明示しないといけないことくらい知っています。

故意に法を犯し、私たちを騙しにかかっているわけです。

まとめ①

●この文章は、電話を聞いてもらうために、私たちに「今使ってるネット業者からの電話かな?私に関係のある話かも」と誤認させ、話を聞かせる狙いがある

●正式名称を名乗らない、勧誘目的であることを明示しないことは、特定商取引法16条に違反し、刑事罰の対象になる。

悪徳光回線のテレアポ・電話勧誘業者の違法営業トークを徹底解説②

業者の悪質な電話勧誘は、まだまだ続きます。

<strong><span data-color="#ffc107" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(255, 193, 7, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">オペレーター1人目(違法トーク多用)</span></strong>
オペレーター1人目(違法トーク多用)

この度、お使いのインターネットが安くご提供できるようになったのですが、

今のインターネットは、6,000円のプランと7,000円のプランのどちらをお使いでしょうか。

現役光回線営業マン(私)
現役光回線営業マン(私)

そうだったんですね、ちょっと今の利用料金は覚えていないのでわからないです。

<strong><span data-color="#ffc107" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(255, 193, 7, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">オペレーター1人目(違法トーク多用)</span></strong>
オペレーター1人目(違法トーク多用)

そうでしたか、全然問題ないですよ。
今お客さまの場合は6,000円の方のプランでご利用いただいているんですね、お客さまの場合、4,000円で今後インターネットができるようになります。
毎月2,000円も安くなったら嬉しいですよね?

現役光回線営業マン(私)
現役光回線営業マン(私)

まあ、安くなるのは嬉しいです。

この度、お使いのインターネットが安くご提供できるようになったのですが、今のインターネットは、6,000円のプランと7,000円のプランのどちらをお使いでしょうか。

この一文も、ひどいものです。
前半部分の「この度、お使いのインターネットが安くご提供できるようになったのですが」では、あたかも現在使っているインターネット回線会社であるように見せかけ、私たちの錯誤を狙います。

そして、極め付けは後半の「今のインターネットは、6,000円のプランと7,000円のプランのどちらをお使いでしょうか。」の部分。

光回線の相場は、集合住宅で4,000円台、戸建でも5,000円台です。
この2択は、ともに、相場より高いわけですが、自分の使うインターネット料金を正確に把握していない人は多くいます。

結果、自分の使っているインターネット回線の会社からの電話だと信じ込んだ人たちは、
「確か6,000円の方だったかなあ」となるわけです。
そのように答えてしまったら、もう終わりです。

「新しいプランは4,000円で使えます」と、たたみかけられ、特に新プランでもない従来の相場通りのインターネット回線をキャッシュバックもなしに契約させられてしまいます。

今回は、「料金は覚えていない」とぼやかしてみました。
するとオペレーターは、何を根拠にしているのか、私を6,000円の方のプランで利用をしていると断定してきました。

これは、営業トークのレールに乗せるための力技です。
当然オペレーターは私の利用料など知れる由はありませんが、それでも、自分の利用している回線の業者からかかってきていると信じ込んでいる電話を受けた人たちは、あまり疑問に思えず、「そうなんだ」と納得してしまうことでしょう。

非常に悪意に満ちた、詐欺的な営業トークです。

4,000円で今後インターネットができるようになります。毎月2,000円も安くなったら嬉しいですよね?

そして、ここから提案のフェーズに入ります。

驚くべきことに、ここまでで私が喋ったのは、「そうだったんですね、ちょっと今の利用料金は覚えていないのでわからないです。」の一言のみ。

全自動で言葉巧みに勝手に話を進めて行きます。
そして、やはり営業トークは作り込まれていてうまいです。
何も知らない一般の方々が騙されるのも全く不思議ではありません。

このトークも、2000円安くなって嫌な人はいないので、ほとんどの人は「そうですね、安くなるのは嬉しいです」と答えることでしょう。

しかしそもそも現状6,000円も支払っていないわけで、結果、現状と変わらない金額の4,000円の回線を、契約させられる方向に向かうわけです。

もちろん後から6,000円ではなかった事実がわかってももう遅く、時には逆に料金が現状より高くなってしまう人もいます。

しかし、いくらそれを主張しても無意味です。
業者には50,000円前後の手数料報酬が支払われ、当然1円も還元されることはなく私たちは無意味な回線の変更をさせられることになるわけですから、腹立たしいの言葉では足りません。

ちなみにこれらの営業トークももちろん違法トークで、電気通信事業法上のいわゆる「適合性の原則」に反します。

まとめ②

●「6,000円のプランと7,000円のプランのどちらですか?」などの質問を用いて、既存の光回線の料金を少しでも高い金額でYESをとりに来る。

●電気通信事業法上のいわゆる「適合性の原則」に反する違法性のある営業トーク

悪徳光回線のテレアポ・電話勧誘業者の違法営業トークを徹底解説③

<strong><span data-color="#ffc107" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(255, 193, 7, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">オペレーター1人目(違法トーク多用)</span></strong>
オペレーター1人目(違法トーク多用)

そうでしたか、全然問題ないですよ。
今お客さまの場合は6,000円の方のプランでご利用いただいているんですね、お客さまの場合、4,000円で今後インターネットができるようになります。
毎月2,000円も安くなったら嬉しいですよね?

現役光回線営業マン(私)
現役光回線営業マン(私)

まあ、安くなるのは嬉しいです。

<strong><span data-color="#ffc107" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(255, 193, 7, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">オペレーター1人目(違法トーク多用)</span></strong>
オペレーター1人目(違法トーク多用)

よかったです。今後ともご利用をお願いします。
注意事項がいくつかありまして、初月だけ3,300円の事務手数料がかかります。
ただ今回2,000円安くなるので、2ヶ月で元が取れますので、安心してくださいね。

2週間後くらいに工事が入るので、お立ち合いをお願いします。
工事が入ったら、今の回線は解約してください。

また、サービス名は変わって、今後は〇〇光という名前になるので、覚えておいてくださいね。

今から5分以内に、別のオペレーターから確認の電話があるので、必ず対応をお願いします。

それでは、失礼します。

注意事項がいくつかありまして、初月だけ3,300円の事務手数料がかかります。ただ今回2,000円安くなるので、2ヶ月で元が取れますので、安心してくださいね。

「安くなるのは嬉しいです」という言質を取った後は、注意点の説明に入りました。
手数料がかかる旨を伝えられ、月額が安くなるのでそれで元を取れるというのが向こうの言い分です。
しかし、そもそも現状でも6,000円は支払っておらず、2,000円安くなることはないので、オペレーターの言うようにはなりません。
現状6,000円も支払っていないことに気づくことができたかどうかが焦点になります。

気付けなければただ、悪徳電話勧誘会社が50,000円ほどの販売手数料を手にするためだけに私たちが3,300円を徴収されるということになります。

2週間後くらいに工事が入るので、お立ち合いをお願いします。工事が入ったら、今の回線は解約してください。

これも、悪徳電話会社特有の手口です。
光回線に詳しい方ならお分かりかもしれませんが、すでに光回線を利用しているのにも関わらず、新規契約でインターネットを契約させようとしています。

すでに光回線を契約している場合は、工事不要で事務的な手続きだけ変えられる、事業者変更によって、回線を変更することが可能です。
しかし、あえてそれをせず、新規契約を結ばせるのが、特有の手口です。

その理由は、事業者変更のために必要な、事業者変更番号の取得は、既存で利用している光回線の事業者へ電話を入れる必要があるからです。
その電話口で、実は6,000円ではなく、4,000円台で光回線を利用できていたことがバレて、契約が獲得できなくなることを恐れてあえて新規契約を結ばせるわけです。

結果、わざわざ工事の立ち合いが必要になるほか、時には無駄に工事費を別途で負担することになります。

また、サービス名は変わって、今後は〇〇光という名前になるので、覚えておいてくださいね。今から5分以内に、別のオペレーターから確認の電話があるので、必ず対応をお願いします。

ここで、「今後は〇〇光という名前になるので」と、サービスが変わる認識をしれっと入れ、別のオペレーターから電話がかかってくる旨を伝えます。

ここが非常に大きなポイントです。
1人目のオペレーターが、嘘の説明をしながら、一方で、「新しい光のサービス名」や「事務手数料がかかること」などの、契約させようとしているサービスの認識を入れます。

そして、次のオペレーターは「事務手数料がかかること」「新しい光回線の申し込み認識」等の復唱を行い、1人目のオペレーターが虚偽のトークを行った事実を帳消しにして、この2人目のオペレーターの部分のみを録音をして契約が適法なものである風に装うわけです。

まとめ③

既存の光回線の料金が月額料金が6,000円であるという言質が取れれば、「月額2,000円安くなるから、メリットがある」ということを盾に、事務手数料がかかること等のデメリット部分を押し込んでくる

悪徳光回線のテレアポ・電話勧誘業者の違法営業トークを徹底解説④

<strong><span data-color="#ffc107" style="background: linear-gradient(transparent 60%,rgba(255, 193, 7, 0.7) 0);" class="vk_highlighter">オペレーター2人目(違法トークなし)</span></strong>
オペレーター2人目(違法トークなし)

お忙しいところ恐れ入ります。
私、株式会社XXXの水野と申します。
この度、〇〇光をお申し込みいただいた形でお間違い無いでしょうか。
ありがとうございます。
ただいまより、〇〇光の注意点をお伝えさせていただきます。
(以降注意点が話され、名前や住所等を確認される)

そして、その後すぐに別のオペレーターから電話がかかってきました。

このオペレーターからは、月額料金の確認や申し込み意思の確認、事務手数料がかかること等を伝えられ、終話しました。
特に違法な営業トークはありません。

そして、この後、クレームになり、総務省や光回線のキャリア側がこの悪徳業者に確認を入れた時にも、悪徳業者はこの2人目のオペレーターの通話記録のみを提出して1人目のオペレーターとのやりとりはなかったことにされます。

私たちがこれら悪意を証明するのには、私たち側で1人目のオペレーターの通話を録音するしか方法はありません。
反対に、これを録音できていれば、行政やキャリア側も動かざるを得ないですし、悪徳業者には大きな大きなダメージを与えることができるでしょう。

まとめ④

2人目のオペレーターが、1人目のオペレーターが嘘の情報を伝えながら入れた「月額料金」や「事務手数料」等の注意事項を復唱して、同意を求めてくる。そして、この通話は録音されており、トラブルがあった時の盾にされるほか、1人目のオペレーターとの悪質なやりとりはなかったことにされる。

【光回線】しつこいテレアポ・電話勧誘による営業の手口のまとめと対策

悪徳電話勧誘事業者の手口のまとめ

●「光サポートセンター」や「今お使いのインターネットが安く使えるようになった」等の文言を電話の冒頭で用いることで、あたかも自分が今使っているインターネット事業者から電話がかかってきたかのようにみせかける

●「今のプランは6,000円のプランと7,000円のプランのどちらかですか?」と2択を提示するなどの手段を使って、今のインターネット回線をできるだけ高い金額でYESを取り、その後の提案時(新しい回線は4,000円で使えます!など)に優位に進められるようにする。

●1人目のオペレーターはかなりブラックなトークを多用する。
そして、2人目のオペレーターはブラックなトークを用いない。
私たちがクレームを言った際や、キャリア側や消費者センターなどから事情を聞かれた際にも、
悪徳業者はこの録音を提出し、この2人目のオペレーターとの通話以外はなかったことにされる。

これらが、悪徳電話勧誘事業者の手口のまとめです。

引っかからないための対策としては、下記が重要です。

悪徳電話勧誘事業者への対策

●相手の手口を知っておく

●話を聞かない

●電話で光回線の契約を行わない

●少なくとも即決しない

上記が対策になります。
悪徳電話勧誘事業者の手口を知ることは大切です。
この記事を通してとても理解を深めてもらったことだと思います。

これらの手口を理解した上で、「そもそも話を聞かないこと」や「電話で光回線の契約を行わないこと」、「少なくとも即決しないこと」が大切です。

相手は、日々、捕まらないぎりぎりを攻めて、どうすれば消費者を誤認させられるかを研究しています。
話を聞いてしまったら、うまく交わすことは簡単ではありません。
だからこそ、はじめから話を聞かないということはとても重要な防御策になります。

また、電話で光回線の契約を行うのは大悪手です。
例えば、うちのページを通して申し込めば、数万円のキャッシュバックを得られます。
キャッシュバックなしでの契約自体が勿体無いですし、それ以外のリスクも伴う電話での契約はもってのほかです。

そして、即決はだめです。
相手は、話が持ち帰りになると、魔法が解けて契約まで至らず失注してしまうことを知っています。
そのため、なんとしてでも即決に持っていこうとします。

それでも一旦に持ち帰りにして、ネットで調べたり、周りの人に相談したりすることが大切です。

そして、大切なのは、これら手口を知った上で、話を聞かない、「結構です」とはじめから伝えることが被害を生まないための大切なポイントです。

光回線は私たちの生活を豊かにする欠かせないサービスです。
悪いのはこれら悪質な営業手法です。

この記事により、1人でも多くの被害者を減らせることを願っています。

ABOUT ME
現役光回線営業マン
現役の光回線営業マンです! 早稲田商学部→大手通信IT→2022年に起業 本当に役に立つ光回線のサイトをコツコツ作っています。ネット回線は複雑ですが、当サイトでは出来る限り簡潔に書いているのでぜひ参考いただけたら幸いです。