光回線

【光回線・モバイル】ビッグローブを滞納すると弁護士から催促が来るの?実際の経験を基に解説

こんな方向けに記事を書いています

✅ビッグローブ光/ビッグローブモバイルの請求を滞納するとどうなるのか知りたい方
✅ビッグローブ光/ビッグローブモバイルの請求を滞納中の方
✅ビッグローブ光/ビッグローブモバイルを滞納して、催促がきている方

今回は、ビッグローブからの請求書を滞納するとどうなるのか知りたい、または現在滞納中だったり催促を来てたりする方を想定して記事を書こうと思います。

また、今回の記事はビッグローブ光を実際に滞納し、その後も強制解約となるまで滞納し続けた本サイトの読者の実体験を基に書いています。
そのため、非常に解像度が高い記事になっているので、是非ご覧ください。

本記事で紹介する読者の方は、契約時に一部内容を誤認して契約してしまった面があり、結果的に支払いすることなく完結しています。

つまりは、内容によっては、支払額が減免、免除がなされる可能性があるということです。

本記事は滞納を推奨するものではありませんが、一方で請求に対して納得がいかない等の事情がある場合は、納得いくまで主張を行うべきだと思います。

早速、解説に入っていきますね!

【光回線・モバイル】ビッグローブを滞納するとどうなるの?

ビッグローブ光を滞納後の流れ

STEP①(滞納後すぐ)
払込票のハガキが届く。そのまま支払わないと数度届きます。

STEP②(滞納後1〜3ヶ月程度)
払込票のハガキが届く。ただし、色が赤に代わり、払込用紙の中に書かれている文言が強くなる。

STEP③(滞納後4〜6ヶ月程度)
引き続き赤色の払込票のハガキが届く。訴訟をチラつかせる文言が記載されるようになり、強制解約の予告が届く。

STEP④(滞納後6ヶ月程度)
強制解約がなされ、鈴木康之法律事務所から債権の回収を委託した旨の通知分が届く。

STEP⑤(それ以降)
鈴木康之法律事務所から電話が来る。
また「電話をしてくるように」という旨のショートメッセージが毎日届く

ビッグローブ光の滞納を行なった場合の流れは、主に上記でした。
BIGLOBEモバイルも同様の流れだと思われます。

今回の依頼者は、結果的に支払うことなく完結しています。
以下にそれぞれのステップごとの解説をしていきますね!

【STEP①〜③】ビッグローブ光の滞納後すぐから6ヶ月目まで

STEP①〜③まで

催促者
ビッグローブ株式会社

催促方法
・ハガキ→滞納後から6ヶ月目まで断続的に
・自動音声の電話→4ヶ月目以降ごろから2週間に1回程度

備考
ハガキの色が青色だったのが、滞納後1ヶ月ごろから赤色に変わりました。
また、滞納から3ヶ月ほど経過したタイミングからハガキ内に書かれる文言が強くなりました。

上記がSTEP③までのまとめです。
この時点では催促はサービス提供元のビッグローブ株式会社の名前で来ました。

滞納から4ヶ月ほど経つと、法的手続きをちらつかせる文言が書かれるようになったり、強制解約を予告されるようになったりしました。

また、同じく滞納から4ヶ月ほどで「滞納があること」「折り返し電話するように」という旨の自動音声の電話が、ビッグローブ株式会社からかかってくるようになりました。
ただし、頻度は多くはなく、2週間に1度程度でした。

【STEP④〜⑤】滞納後6ヶ月目以降まで(強制解約・弁護士事務所からの催促)

STEP④〜⑤まで

催促者
弁護士法人 鈴木康之法律事務所

催促方法
・ハガキ→初回のみ
・SMSと電話→毎日

備考
滞納後6ヶ月目のタイミングで、鈴木康之法律事務所からビッグローブ株式会社から債権の回収(未納金のこと)を委託されたことを通知するハガキが届き、以降、鈴木康之法律事務所より催促がスタート。

上記が、滞納から6ヶ月目以降にあたる、STEP④〜⑤のまとめです。
ビッグローブからの催促はなくなる代わりに、鈴木康之法律事務所からの催促が来るようになります。

これら滞納から6ヶ月目以降の詳細を記載する前に、鈴木康之法律事務所とは一体何者なのかを記述していきます。

ビッグローブやソフトバンク、ドコモ、auの債権の委託を受ける鈴木康之法律事務所とは一体何者?

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弁護士法人 鈴木康之法律事務所の基本情報

所在地
東京都千代田区麹町4丁目7番2号 BIZIA 麹町ビル3階(東京事務所)
※他にも大阪事務所と名古屋事務所が存在

弁護士数
10名

事務所代表者
鈴木康之弁護士

主な業務内容
債権回収の委託

主な顧客
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、ビッグローブをはじめとした大手携帯キャリアやクレジットカード会社、ECサイトなど(当サイト調べ)

上記が鈴木康之法律事務所の基本情報です。

鈴木康之法律事務所は今回のインターネット料金をはじめとした小口債権の回収を主とする法律事務所です。
小口債権の回収を業務の中心としている法律事務所はほとんどなく、おそらく小口債権の回収請負件数は、全国トップなのではないでしょうか。

はじめに驚いたのが、Googleの口コミ!
700越えの口コミで口コミが1.3というのははじめてみました。

例えば、10人中1人が「星5」をつけると、残りの9人が「星1」をつけたとしても、口コミ平均は1.4となります。
そのため、どれほど圧倒的な星1率を保持しているかがお分かりいただけるかと思います。

ただ、鈴木康之法律事務所にとってもお客さまは、あくまで滞納している消費者ではなく携帯キャリアをはじめとする企業側。

主要携帯キャリアからの債権回収委託も、そのほとんどが鈴木康之法律事務所が委託を受けていることからも鈴木康之法律事務所にとっての顧客に当たる携帯キャリアをはじめとする携帯キャリア等の法人からは、手厚い支持を受けていることがわかります。

事務所代表の鈴木康之弁護士は一体何者?

鈴木康之弁護士の経歴

第一東京弁護士会
  略 歴 1990年 慶応義塾高等学校卒業
1994年 慶應義塾大学経済学部卒業
1996年 慶應義塾大学法学部法律学科卒業
2000年 司法試験合格
2001年 最高裁判所司法研修所入所(旧55期司法修習生)
2002年 最高裁判所司法研修所における修習終了
2002年 弁護士登録、堀裕法律事務所(現堀総合法律事務所)入所
    (第一東京弁護士会所属)
2003年 株式会社ベネフィット・ワン(当時ジャスダック、現東証二部上場)
    監査役就任(2012年退任)
2004年 ハーマンズ株式会社監査役就任(現任)
2007年 株式会社サクセスアカデミー(現サクセスホールディングス株式会社
    (現東証一部上場))監査役就任
2009年 堀総合法律事務所を退所し、鈴木康之法律事務所を開設
2010年 鈴木康之法律事務所を弁護士法人化し代表社員に就任
2010年 野村不動産プライベート投資法人監督役員就任(2012年退任)
2010年 株式会社アイリックコーポレーション(現東証マザーズ上場)
    監査役就任(現任)
2013年 株式会社ジェイ・エス・ビー(現東証1部上場)社外取締役就任(現任)
2013年 株式会社アイアンドシー・クルーズ監査役就任(2020年2月退任)
2014年 株式会社SBIライフ・リビング(東証マザーズ上場)社外取締役就任
    (2015年6月退任)
2016年 サクセスホールディングス株式会社(現ライク・キッズ株式会社)
    社外取締役・監査等委員就任(2020年8月退任)

※鈴木康之法律事務所のHPより

鈴木康之弁護士は、慶應大法学部を卒業後、司法試験に合格。
その後、堀総合法律事務所で経験を積みながら、2009年に現事務所を開業されています。

開業以来、消費者向け債権回収という独自性のある分野においてトップクラスのシェアを得る弁護士事務所に成長させました。

大手キャリアをはじめとした企業を顧客に持ち、非常に多くの小口債権の委託を受けている鈴木康之法律事務所は、たくさんの事務員を雇用して、コールセンターを組成。

そしてひたすら電話をかけて回収を図るという弁護士事務所としては独特なスタイルを築き、今の地位を築いています。
これも、鈴木康之弁護士の手腕によるものでしょう。

規模感からはパートとスタッフを数百人と抱えていることが想像できますし、もはや、法律事務所ではなく、弁護士が指揮をするコールセンターといった方が実態に近いかもしれません。

また、鈴木康之弁護士は、これまで上場企業を含む多くの企業の監査役や社外取締役にも就任されています。

鈴木康之法律事務所からかかってくる催促の電話は誰がかけているの?

Screenshot

滞納から半年ごろからかかってくるようになる鈴木康之法律事務所からの催促の電話。
この電話は、弁護士から直接かかってくるものではありません。
催促の電話は、一般のスタッフからかかってきます。

そして驚きなのは、大学生のアルバイトスタッフも多く混ざっていることです。
今回、アルバイト求人媒体の「バイトル」でも募集中の求人を発見しました。

アルバイト求人サイト「バイトル」からの抜粋

[学生の強い味方♪業務は簡単3STEP]お洒落/シフト自由の電話案内

【シフトも服装髪型も完全自由!】法律知識不要で未経験スタートした方がほとんど! 未経験でも、マニュアル完備で社員も隣にいるのでオフィスデビューにも最適♪大学生活躍中♪

【採用担当者より】

債権回収の電話業務。
受け答えのマニュアルがあるとはいえ、
人によっては向き不向きはあります。

不安な方は、まずは3か月間勤務してみて判断してください。
出来そうなら6ヵ月、1年と続けてくれると嬉しいです。

上記は、バイトルの求人を一部抜粋したものです。
なんと、大学生のアルバイトも多く雇用をしているとのことです。

中には催促の連絡は弁護士からかかってくるものと思っていた方もいらっしゃるかと思いますので、これは意外性がありますね。

また、電話は毎回同じオペレーターではなく毎回バラバラのオペレーターに繋がります。
今回までに累計5名ほどのオペレーターと通話をしましたが、全て女性でした。
とはいえ、しっかり履歴は残しているようで、スムーズに話はできました。

【実体験】実際にビッグローブ光を滞納してから弁護士に委託され、支払いが免除されるまで

滞納後の流れについては、前述の通りです。

ここでは、実際に私たちが経験した実体験を書いていきます。

知人から私のもとに弁護士事務所から滞納により電話がかかってきたと相談が入る

ビッグローブ光の滞納により、鈴木康之法律事務所から督促の連絡が来ると私の元に相談が入りました。

相談内容を詳しく聞くと、契約時の説明に納得がいっていないとのこと。
つまりは話が違ったというのが知人の納得がいっていない点でした。


具体的には、電話勧誘により契約することになったとのことですが、安くなることを謳われ、他社の回線からビッグローブ光に切り替えを行ったものの、実際には反対に、料金が高くなったというのです。
私から、納得のいかない部分はしっかり主張すべきことを助言。以降サポートに入ることになりました。

鈴木康之法律事務所に私たちの主張を行う

鈴木康之法律事務所に私たちの主張である、契約時の説明が違ったため、支払いができないという旨を伝達。
すると、鈴木康之法律事務所からは、サービス提供元であるビッグローブ株式会社へ相談を行うように伝えられました。

関東総合通信局へ連絡を行う

ビッグローブへ連絡する前に、まずは周辺を固めようと、関東総合通信局(通信を管轄する総務省の部局です)へ、電話とメールで今回の契約時の食い違いについて連絡を入れました。

ビッグローブ側への指導を行うという約束はいただけなかったものの、必要があれば指導を行うという旨の伝達を、関東総合通信局の方からいただきました。

そして、関東総合通信局へ、連絡を行って以降、鈴木康之法律事務所から電話が来ることはなくなりました。
ビッグローブを通して鈴木康之法律事務所へ連絡を行わないよう指示が入ったということでしょう。

【光回線・モバイル】ビッグローブを滞納して、弁護士事務所から連絡が来た時のまとめ

弁護士事務所から催促がきて、正当な理由がないにも関わらず支払わないことはよくないことです。
そのような場合は、分割での支払いを含めて支払い方法を相談してみましょう。
柔軟に応じてもらえる場合があります。

一方で、弁護士事務所から連絡がきたからといって、無条件に向こうの主張を受け入れるのもまた違うでしょう。
今回のように、納得のいくまで主張を行い、場合によっては行政機関等に相談するのも一つの手だと思います。

現役光回線営業マン
現役光回線営業マン

なかなか貴重な体験談を踏まえた弁護士事務所からの催促についての記事でした。少しでもみなさまのお役に立てていれば幸いです!

【追記】鈴木康之弁護士が法人税法違反の疑いで逮捕

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日本テレビの報道によると、鈴木康之法律事務所代表の弁護士の鈴木康之氏が2024年11月15日に法人税違反の疑いで逮捕されました。

コールセンターのシステム構築にかかる経費について、架空の業務委託費を計上して、法人税およそ2,700万円を脱税した疑いが持たれているということです。

報道を見る限り、計上漏れなどの不注意によるものではなく、法人税の支払いを逃れるために故意に経費を水増しした可能性が高く、事実であれば非常に悪質です。

法を一層遵守すべき弁護士が、しかも大手の法律事務所の代表がこれほどの額を脱税をしていたのであれば、とても衝撃的で、債権回収の主な委託先である各種携帯キャリアも、今後の取引を再考することになることも考えられます。

ABOUT ME
現役光回線営業マン
現役の光回線営業マンです! 早稲田商学部→大手通信IT→2022年に起業 本当に役に立つ光回線のサイトをコツコツ作っています。ネット回線は複雑ですが、当サイトでは出来る限り簡潔に書いているのでぜひ参考いただけたら幸いです。